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航空士

  • 業種紹介

民間における航空士は運航中の航空機内で、測定・算出した現在地、進路や航法上のデータを、パイロットに示し、運航の安全をサポートする仕事で「フライトナビゲーター」とも呼ばれます。具体的には、計器や視界から得た情報で現在地の特定や進路の推測をしたり、飛行中の機体整備や燃料、油圧、電機系の管理及び監視を行ったりします。また、故障が発生した場合の緊急対応なども行います。ただし、航法機器等の発達により最近では航空士のニーズは減っており、民間の航空機に航空士が乗り込むことはほとんどありません。
 しかし、民間ではなく日本の自衛隊や各国の軍隊では、航空士が現在でも多数活躍しています。(映画「トップガン」をご存知の方、前の座席にいたマーヴェリック(トム・クルーズ)がパイロット、後ろの座席にいたグース(アンソニー・エドワーズ)が航空士です。)

必要な資格は?

民間の場合は国家資格である一等航空士もしくは二等航空士、航空従事者技能証明が必要です。ただし、どちらも規定の年齢に達していることと、実地訓練や飛行経験を必要とされる為、航空会社に就職するなどして訓練を受ける必要があるでしょう。詳しくは航空法第二十二条以降、航空法施行規則第四十二条以降、同別表第二・第三を参照してください。
 航空士は、航空機関士と同様に自衛隊の部内資格の一つです。その為、民間機への移行はできません。一般隊員の中から適性検査及び身体検査に合格した人の中から選抜され、教育課程を経て資格を得ることができます。陸・海・空によって操作する機器等が異なるようですが、現在でもまだまだ多くの航空士が活躍しているようです。

どうすればなれるか?

航空士の資格を取得することは可能です。ただし、民間機の航空士としての活躍の場は、ないとはいいきれませんが、ほぼないに等しいのではないでしょうか(少なくとも私が必死に探しても募集はありませんでした・・・)。
 自衛隊の場合は一般隊員の中から選抜される為、まずは自衛官として採用されなければなりません。入隊後、適性検査等を受け、見事選抜された人は航空士の教育や訓練を受け、部内資格を取得し、自衛隊で使用する様々な航空機に乗り込んで航空士としての業務に就くようです。
海上自衛隊には航空士とは別に「戦術航空士(Tactical Coordinator:通称TACCO:タコーまたはタコ)」と呼ばれる人がいます。この「戦術航空士」はP-3C等の哨戒機に乗り込み、衛星通信システム等を利用して得た情報を入手・活用して、乗り込んだ航空機の戦術(任務遂行手段)の設定や判断を行います。機体の操縦を行うことはありませんが、任務機長(Patrol Plane Commander:PPC:パトロールプレーンコマンダー)としての任務に就くこともあります。その為、戦術航空士の任務に就くには幅広い知識が必要です。
全ての戦術航空士は初等操縦訓練を受け、単独で飛行できる程度の操縦技術を身につけています。操縦技術を身につけなければならない為、戦術航空士は航空学生から選抜された人が多いようですが、防衛大学や一般大学卒業者からなる一般幹部候補生出身の人も中にはいるようです。ですから、戦術航空士を目指す人は、航空学生の試験を受けるか、防衛大学や一般大学を卒業後、選抜されるよう頑張りましょう。

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